銀河英雄伝説

銀河英雄伝説その8

アレックス・キャゼルヌ中将

この人はこの人単体で見るよりはキャゼルヌご一家と見たほうがいいのかもしれません。

切れ者の奥様とかわいい姉妹の尻に引かれる中将です(泣)

しかし軍隊の内部で見れば、実に優秀で周到な事務官としてのキャゼルヌが浮かんできます。このギャップをみんな楽しむわけですが。

この方実は女性にきわめて人気が高い。ヤン・イレギャラーズの最後の登場人物といってもいいほど最後まで同盟軍に席を置き最後の最後で合流します。その堅実さと暖かい家庭をどこに行っても築いていけると言う実績がそうさせているのでしょうか?
実際にはヤンの士官学校の先輩でヤンよりか幾許か年上の設定なのですが、やはりヤンの吸引力に引きずられていった人です。それも家族を引き連れてイゼルローンに移住するのですから…。

実は作者はこの人物にスポットを当てたと言うのには、軍隊に一番大切な要素の一つがロジスティクス=前線で弾切れを起こさせない、飢えさせないように補給することだと知っているからなのです。そうしなければヤンの知略も行えないのですから。

歴史的にも漢の高祖劉邦の腹心である蕭何、臣下では最高位の相国となる人ですが、実はその方面の達人だったのです。

ヤンの蕭何はキャゼルヌだったので、きわめて重い任務をサラッとこなす人のイメージを作りたかったのだろうと想像しています。

実際裏方のフィッシャーやキャゼルヌのような人がいてこその常勝のヤン・イレギュラーズなのですから。

ポプランやシェーンコップだけではなくキャゼルヌのような人にスポットを当てるところがこの銀河英雄伝説の人気の一つなのだと思っています。

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銀英伝その7

ウォルター・フォン・シェーンコップ…気骨の伊達男。

多分ムライ・フィッシャーを除けばヤンイレギュラーズの最年長かと。御存知「カーテロイデ・フォン・クロイツェル」の父君で、白兵戦隊「ローゼンリッター」の指揮官。その白兵戦技において右に出るものはなく、人望厚く女にはだらしない…と来ている。

絶対に戦争物では欠かせないキャラクターなのですが。互いにその存在を引き立てあっているポプランとのやり取りも見逃せませんね。ポプランだけではなく、アッテンボロー、キャゼルヌ、バグダッシュそしてヤン、ユリアンとの関係も。

帝国からの亡命者として同盟軍に身を投じた彼は、その恐ろしいまでの白兵戦技を持つ集団の指揮官として居るということこそが彼の唯一の居場所であったのですが、ヤン・ウエンリーという超巨星の登場でその立場を一変させてしまいます。

ヤンの存在は、ヤン自身が考えるよりははるかに大きく、事実上宇宙の運命を変えてしまうほど大きなものだったのですが、彼自身全くその自覚が無かったのです。それを一番率直に感じそれをヤン自身に告げたのはシェーンコップだったかと思います。

シェーンコップはいわば乾いた海綿みたいなもので、いつも乾いており、水で満たされることを欲していたのでしょう。ヤンはその意味では大きな泉で、シェーンコップの乾いた海綿を潤すに余りある水源を持っていたのです。

最後にはカーテローデを残しこの世を去る彼ですが、思い残すことは何一つ無かっただろうとおもいます。

極めて魅力的なキャラクターであることは間違えありません。

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銀英伝その6

思い出したように出てくる「銀英伝」シリーズはその6番目になりました。

今日は銀英伝の中でも人気キャラクターのトップを争うオリビエ・ポプラン大佐のお話。

銀英伝のOVAや小説などのファンの方ならまたかの話になるかもしれませんが…。

はじめは女ったらしのポプランとストイックなコーネフという対のキャラクターで撃墜王争いをしているところからスタートするのですが、ヤン・ウエンリーの求心力にぐいぐいと引き寄せられ、ヤンの死後「俺には上官を選ぶ権利がある」と言わしめた実は気骨の人なんです。

女ったらしでは撃墜王のポプランかローゼンリッターのシェーンコップかという双璧ですが、二人とも気骨の人と言うところは同じで、なんとも伊達や酔狂で革命を起こす連中の中心人物です。

(まあ、自由惑星同盟のヤン・イレギュラーズのメンバーも帝国のラインハルト麾下の将帥たちもおおむね気骨の人が多いのですが…。)

特にポプランは実に好き嫌いのはっきりした人で、ヤン・ウエンリーとその養子のユリアン・ミンツが好きでたまらないのです。いつも悪口を言い合っているアッテンボローやシェーンコップも大好きなんですね。そして結局関係した女性の数を張り合っていたシェーンコップの娘のカリン(カーテローデ・フォン・クロイツェル伍長)とユリアンを結びつける結果となってしまい、最後の幕引きまでフル出場の人気者なのです。

艦隊の後方支援担当のキャゼルヌの娘シャルロット・フィリスを冗談でユリアンの嫁にするという話があって、カリンが浮上してきて、ヤンが「う~ん、どちらにしてもキャゼルヌかシェーンコップが親戚になってしまうのか」と悩むところは爆笑してしまいましたが、そこまでポプランが考えていたとしたら恐ろしい茶目っ気ですが…。

魅力的なキャラクターの一人です。

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銀英伝その5(人物編)

エルフリーデ・フォン・コールラウシュ
印象的な帝国美女を一人あげておきます。
この人の役どころは結構重要で、生きた伏線のような人です。

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もう一人フェザーン美人ドミニク・サン・ピエール
この二人は背後で重要なトリックスターとして活躍しています。

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この二人といえば次に来るのはミッターマイヤー夫妻と
養子のフェリックス君

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そして最後に次の世界の担い手のお二人カリンとユリアンです。

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おまけでみわさんがお好きな

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オーベルシュタイン閣下でした。

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銀英伝その4(大好きな女性編)

銀英伝はなにも男供だけの物語ではなくちゃんと魅力的な女性を一杯抱えた物語です。
その百花の一部を紹介しますと。

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フレデリカ・グリーンヒル・ヤン婦人
言わずと知れた、グリーヒル将軍のご令嬢にして、エルファシル以来のヤン・ウエンリーのファンという誠にもったいないご令嬢です。妊娠出産もせず、ユリアンミンツなんぞという子供まで抱えてしまい、八月の新政府の代表にまでさせられてしまう。水滸伝でいえば108人の英雄の当然上位にランクされる人です。家事はまるでだめだけれども、事務処理能力や記憶力は人一倍優れ常にヤンの優れた副官で、最後には夫の危機を身を挺して救う女の子として描かれています。こんな娘を愛さすして、だれを愛すればいいのかというぐらいです。本当に一押しです。

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ヒルデガルド・フォン・マリーンドフ(カイザーリン・ヒルデガルド)
たった一夜の過ちが…。出来ちゃった婚の彼女ですが、その美貌、見識、政治的手腕は他の誰をも凌いでいる、ラインハルト・フォン・ローエングラムでさえ一目置いている。ただ愛だの恋だのといったことに全く疎遠で、結局精神的に崇拝の対象だったラインハルト・フォン・ローエングラムにその処女をささげてしまう…。
まあ、ええんちゃいますか。そんな生き方もあアリということで。

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ジェシカ・エドワーズ
ヤンに今ひとつ勇気があればヤン婦人になっていた人で、フレデリカさんをして生きておられればいいお友達になれたでしょうとと言わしめた、影のヒロインです。
自らはこんな時代でなければ唯の将校の妻の音楽教師で終わった人でしょうが、学生時代にジャン・ピエールやヤンに染まったためか、民主化運動の犠牲となってしまう。

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カーデローデ・フォン・クロイツェル
通称カリン。あの、シェーンコップの隠し子という設定で、気の強さではこの物語で一番です。(一度あのオフレッサー上級大将と素手で勝負させたかった。)まだ青々しく、自分がユリアン・ミンツを愛していることをどうしても認めたくない認められないという、親譲りの偏屈もの。
でも、ポプラン中佐が認める美人下士官というなんともはめられたような配置です。

ラインハルトのお姉さまでキルヒアイスの永遠の恋人アンネローゼ大公后殿下はまあ別格としておいて置きましょう。

やはり、私はフレデリカさんが一押しの銀英伝女性お勧めキャラです。

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銀河英雄伝説 その3

昨日某氏と飲んでいまして(某氏はほとんど酒がだめなので私は泡盛を某氏はパインジュースで琉球料理を食していたのですが…。

その人とはほとんど個人的な趣味とかの話をしたことが無かったのですが、時々見せる表情や反応からもしかしたらと思って誘ったら、案の定趣味がぴったりの人でした。
私は会社の内部であまり個人的なことを話すのを嫌う人間なんですが、その人とは一度個人的に(あくまで個人的にで会社との関係を一切切り離して)話してみたかったので食事に誘ったのですが。

私の人をみる目の鋭さを自慢してしまいそうです。
特にはまったのが、「ゲーム」それも「ドラクエ限定で」、「中国史」とりあえずは「三国志」限定で(その人は三国志正史を読破したそうです!!!!!)

そして極めつけは「銀河英雄伝説」した。

実はあの小説は結構厄介で第1巻で挫折する人が多いんですよ。銀河帝国と自由惑星同盟がどうしてできるかをはじめにどーーんど書いちゃうから、その歴史教科書みたいな文章にほとんどの人がくじけてしまう。それを乗り越えた人たちだけがヤン・ウエンリーやラインハルト・フォン・ローエングラムとご対面できるという構造になっている。だから、小説読破した生身の人を家族以外で見たのが初めてだったもので大変に興奮してしまいました。

内の家では前にも書きましたように全員がそこを突破してご対面したのですが、ネット上にたくさんいるそんな人はどこにでもいるものだと思っていたら案外いないんですよね。あそこを乗り越えて本当の「銀英伝」の世界に入った人だけが「銀英伝」を語れるのですがOVAが出てからは存外フリークが増えたようです。でもあの第1巻を理解できなかったら本当の「銀英伝」ファンとはいえないと思います。なぜ地球が忘れ去られ銀河連邦ができ銀河帝国ができ自由惑星同盟ができたのかという背景をまず頭に入れてから、ヤンとラインハルトの戦いを見るべきでしょう。

最近、そのキャラクターが好みかというのを家族の中でやったことがあるのですが、ヤンとラインハルトとキルヒアイスは別格として、語ってもらう。これで性格判断ができる。

私はミュラー上級大将とフレデリカさんです。

その人はミッターマイヤー夫妻だそうです。

私はあの「鉄壁ミュラー」とよばれ、信じる主君に対しては最善を尽くし、元帥の地位を自分には実績が無いのでと固辞し、ヤン・ウエンリーを尊敬し、ユリヤン・ミンツにもやさしく接する。でも実戦では何度も旗艦を替えてやっぱり自分の信じるラインハルトを守るという姿勢。ここに私はミュラー提督の矜持を見出します。こんな人たちとめくりあえこんな人たちと戦いこんな風に接したいと思います、それが敵でも味方でも優れたものを認め素直に愛し戦う。ミュラー提督の生き方こそが私の理想とするところなのですが…。残念ながらそんな上官にもそんな敵手にも恵まれず今を過ごしています。

ヤンも異様にミュラー提督を評価します。多分、作者の生き方としての理想をミュラー提督に見出していたのかもしれません。自分が主君になれないことが分かっている人がどう生きるかを考えたらミュラー提督のような生き方がやはり理想的なのだと私は考えます。

ミュラー提督はバーミリオンでヤンと実際に会い、「もしあなたが私の側に生まれていた私は用兵をあなたに学びに行った」とミュラーがいいヤンは「もしあなたがこちら側に生まれていれば私は今ごろ昼寝していたでしょう」と返します。

ヤンとミュラーの性格が見事に出ているシーンですが、真にお互いの尊敬を語っているという意味では、この物語の最高のシーンのひとつではあります。ミュラーはヤンの葬儀にも参列するという役を演じていますが、それは、ヤンとラインハルトという巨星に向かう人という意味で作者が設定したのではないかと思っています。

(OVAでは)銀髪の男前で、優しく、良識派で、味方にも、敵にも優しいでも勇猛果敢でいつも君主の危機を身を呈して救う。
ずいぶん語りましたが。「銀英伝」ではミュラーさんが一押しのキャラクターです。

女性編はまたいつか語ります。

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銀英伝もう一度

「銀河英雄伝説」がなぜ人々に支持されるのかなどということを考えていました。
その一つには多彩でリアルな人物像が生き生きと描かれているからでしょう。

極めて優れた用兵家として描かれる自由惑星同盟のヤン・ウエンリーと銀河帝国のライハルト・フォン・ローエングラムを筆頭にして、その各々に連なる人物たち。それが実に生き生きと描かれている点でしょう。
ヤン・ウエンリーとライハルトは常にお互いを意識し尊敬すらしつつ、敵として戦いその戦略や戦術の中でしか語り合うことを許されない関係です。
ヤンは常にその後輩に軍事独裁を恐れる自由惑星同盟政府の妨害を受けつつ、ラインハルト門閥貴族らに行く手を阻まれつつ、各々違う自分の信ずるもののために、その地位とはかかわりなく常に前線で戦い続けるのです。
そこには常に、その二人のことを信じてヤンには「伊達や酔狂での革命」を行う連中がラインハルトのもとには、「矜持にかけて黄金獅子死守」しようする将帥たちが集まり、お祭り騒ぎを始めるのです。

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その二人ですがバーミリオン会戦後ただ一度だけ直に会見するのですがその中の一部です。
ヤンはラインハルトに「嫌いな奴はいないのか」と聞かれ
「私がきらいなのは、自分だけは安全な場所に隠れて戦争を賛美し、愛国心を強調し他人を戦場にかりたてて後方で安楽な生活を送るような輩です。こういう連中と同じ旗のもとにいるのは、耐え難い苦痛です。」
またヤン・ウエンリーは
「あなたはちがう。つねに陣頭に立っておいでです。失礼な申し上げようながら、感歎を禁じえません。」
ラインハルトはそれに対し
「なるほど、その点だけは私を認めてくれるのだな。素直に喜んでおこう」
と答えます。
最前線で尊敬される指揮官は、常に最前線に出ている最高指揮官なのだです。「銀河英雄伝説」がずっと愛され続けているもう理由の一つは、「武侠小説」と同じで、後ろで旗を振る奴らを絶対に許さないという点にあると思います。

私を支配している「株主の方々がは」顔も何も分からないし誰なのかを知らない私は怨嗟の声を上げる方法を知りません。経済は軍隊ではないですから、私が考えている以上に複雑に出来ていて、そんな人たちは存在しないのかもしれません。しかし、私の知っている「指揮官」たちは決して前線のことを知らないのは確かです。そして前線で指揮しているようには見えませんが、それは私の目が曇っているからなのでしょうか?


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銀英伝がまた始まった

銀英伝」いわずと知れた田中芳樹の小説「銀河英雄伝説」のことです。
wowowではそのアニメ版の何度目かの再放送が始まりました。
実はうちではこの「銀英伝」の小説やアニメがまるでバイブルか何か
のように扱われています。

部屋に迷い込んだ蚊を退治するのにも
「ここは各個撃破に専念すべきだ」
「いや、ここはむしろ窓を閉めて重深陣を取って
包囲殲滅すべきよ」

寝転んだ娘を家内が起こすのに家内が手を差し伸べて
「行こう、キルヒアイス」
娘が家内の手を取り起きながら
「ラインハルト様、宇宙を手にお入れください」

まあ「銀英伝」あそびというやつですか。

でもまあ夫婦、大学生♀、浪人生♂…いい年して馬鹿やってる4人
家族です。

しかし銀英伝はキャラクターの性格付けがしっかりていて
ストーリーもおもしろく、色々な示唆に富んでいるので
何度見てもおもしろく、毎回再発見するところがありますね。

でも「銀英伝」あそびがまたひどくなりそう…。

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