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2009年8月

theta2 in Changzhou(7)私と中国

7月11日に旅立って、8月1日に日本に戻ってきました。

このブログで、何度も中国のことを取り上げてきました。その中国と、実際の中国に本当に差があったのか?

などというのは愚問というものでしょう。今までの中国に関する知識は誰かが見た中国であって、それにはどうしても見た人がベクトルを加えた物なのだと理解すべきでしょう。

どちらも、中国であって中国で無いというのが真実で、それは私自身=何々といえないのと同じで、中国の平均値なんぞというものが存在しないのでしょうから。

3週間で中国のことがわかったなんてとてもいえませんが、今まで本や映像の中でぼんやりとしていた中国という国が、現実の経験の中で産声をあげ、具体的な形を示そうとしているのは確かなことです。それは本当の中国という国に行き、生身の人間に接し言葉を交わしたからこそ生まれえたものだというのは間違いの無いことでしょう。

人と人との関係は第一印象で決まるといいますが、国もそういうものかもしれません。。(それが私のベクトルになるのでしょうが)少なくとも中国は私にとって昔から幻の恋人のような国でした。間近に接しても少なくともその恋心を失わせるところでなかったことは確かです。

それが証拠にふと気が付くと中国のことを考えている自分を発見してしまうのです。

もう中国を離れて2週間がたとうとしています。もうすぐ2回目の訪中になるでしょう。

さて、今度の中国は私にどんな顔を見せてくれるのでしょうか…今から楽しみです。

(theta2 in Changzhouひとまず完結!)

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theta2 in Changzhou(6)中国っぽい中国?

「倉廩實 則知禮節 衣食足 則知榮辱」

倉廩満ちて礼節を知り 衣食足りて栄辱を知る…春秋時代の斉の名宰相「管仲」の言葉ですが、「衣食足りて礼節を知る」という風に略して日本人は誰でも知っている言葉だと思います。

先日、会議でこの一文と、WIN-WINとを書いて、日本法人と中国法人の関係、企業とお客様の関係、仕事での自分と他人との関係を中国人スタッフに説明しました。

WIN-WINよりはわかりいいだろうと「倉廩満ちて…」を持ち出したのですが、反応は逆で「倉廩満ちて」はほとんど知らない外国の言葉のように受け取られWIN-WINは大学で習っていたようでした。

初めて常州に来たときの風景に対する印象の違和感がここでも現れてしまいました。ライフスタイルだけではなく、知識も西欧化が進んでいるのが実情なのでしょうか。

ある日曜日、常州市街でも数少ない観光スポット「紅梅園(ホンメイユェン)」に行って参りました。

投宿中の新北区のホテルから通江中路を南に下っていき、電車の高架をくぐると旧市街です。旧市街に入って南東方向の道を行くと突然風景が変わります。

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森の中に聳え立つ大きな塔。それは天宁禅寺の多宝塔でした。こういう形式の多宝塔は日本ではお目にかかれない。中国っぽい建築を始めて目の当たりにして中国に来たのだなと初めて実感する次第です。

(妙な話ですが、海外の人がやはり、京都、奈良に行きたがるのは日本に来たという実感を得るためなのだと了解した気がしました。)

塔を見上げながら、ゆっくり歩いて公園の南側に回り、運河にかかった橋を渡り公園の中に入りました。

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公園は、天宁禅寺の塔を北西に配し、もうひとつ南東に文筆塔という塔を配しており、中にこの公園の名前の由来となった紅梅閣という建物があります。そしていたるところに中国風の回廊や橋を配する中国風観光スポットになっています。

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天宁禅寺の方は今でも歴としたお寺のようですが、文筆塔の方は仏教建築ではありますが、そのものがオブジェのようにたっているだけで宗教色の薄いものとなっていました。

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この文筆塔にはいわれがあり480年頃創建されたようですが、元々は太平寺塔と呼ばれていました。(1)でも書いたように常州は秀才の出る街として有名だったところ、北宋の時代に進士の合格者の1/5の53人をを出すに至り、当時の皇帝はそれを賞し、この塔を「文筆塔」と改名させたということです。それ以来進士の試験の前にこの塔に上って合格を祈願することがこの地の慣わしとなったとのことです。また塔の頂に華やかな光がさすとその年にこの周辺から状元(進士主席合格)がでるとの伝説があるそうです。

これにあやかるべく、この夏大学院の入試を控えている息子のために祈りました。
そのかいあってか合格しました(これは予余談ですが)

文筆塔から北西の方に進むと、ささやかな遊園地があります。

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この公園はこの地区の数少ない総合娯楽施設のひとつであり(今は新北区に恐竜園というテーマパークができていますが)歴史的景観保存地区であることは間違いなく、市民の憩いの場として賑わっていることは間違いない事実です。

私としては、中国っぽいところが少しは残っていて本当に良かったという感想です。

しかし、新北区から歩いてここまで来ましたが疲れました。

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theta2 in Changzhou(5)常州食事情

会社は常州市の北の方にある百丈(パイチャン)というまあいわば常州でも田舎のほうにあります。いま投宿している格林豪泰(クーリンハオタイ)というホテルのある新北区と比べるとかなり差が(東京で言えば渋谷と青梅ぐらいの差は言いすぎですが)があります。ここ数年で開発が進み工業団地ができてきていますが数年前まではのどかな長江沿いの農村地帯だったようで、今でも軽トラック風の乗り物に乗ったお百姓さんがとろとろ走っている風景を良く見かけます。道端で西瓜(シークァ)を売っています。

会社は中国のその筋では大手の企業の敷地内に間借りしているのですが、昼食はそこの社食で食べます。

まず茶碗にご飯が盛ってあり箸とれんげが円卓においてあり、回転テーブルに数種類のおかずが皿に盛ってあります。これをご飯の上に乗っけて食べるのです。多分ごくごく普通の家庭料理なのですが、煮物と炒め物しかありません。肉少なく野菜多し…まるで精進料理とは現地駐在員の弁ですが、間違いなく健康食です。もやし炒めが絶品です。日本でもある小さいもやしを、たぶん塩と中華スープで炒めているのですが、塩加減や食感がいいです。日本で働いた経験のある女の子が、日本でこれを食べたくてしょうがなかったと言っていましたが、多分中国の人の家庭の味なのだと思います。そのほか(1)でも書いた東坡肉(トンポウロウ)は毎回のように出てきます。そのほかセロリの炒め物やなんだか知らない野菜の炒め物や、トマトと卵のスープなんていうのも出てきます。

どうも、この状態に馴染めない日本人も多いようですが、私はぜんぜんOKで、毎日おいしくいただいています。

もうすこし、中華料理風の物が食べたければ、街中に一品ずつとってその皿の数でいくらっていう店もあります。20元~30元(300円~450円)でビールも飲んで麺も食べておなかいっぱい食べられます。信じられないような物価の安さですね。

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さらに100元も出せば立派な中華料理をたらふく食べられます。

さて、日本の駐在員は夕食に何を食べているのでしょうか?

実は以前にも書いた日本料理店で食事することが多いようです。
日本の居酒屋とほとんど同じ物が出てきます。特に焼き魚は人気があるようです。
当地では魚といえば淡水魚ですので泥臭くい独特の臭みがあります。中華ではそれに香辛料を入れて煮込むのが一般的です。決して焼いて食べるということをしないのがこちら風だとか。またそんな風だから生では決して食べません。焼き魚が一番一般的な魚の食べ方だと思っている日本人は食べたくなるのでしょう。でも日本料理屋では刺身も、すしも出てきます。

これが原因のひとつなのですが、何よりも日本語が問題なく通じるというのも敷居を低くしています。当地で日本語が喋れるのは日本料理屋の店員さんと日本人クラブのお嬢さんたちを除いては、大学の日本語学科の学生か日系企業の従業員の一部だけです。
そんな事情もあり、ある通りには固まって日本料理店があったりします。そしてその隣には日本人クラブなるものがあります。私も何度か現地駐在員と一緒に「江戸屋」という日本料理屋に食事に行きました。

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私の場合ケンタッキーやマクドナルドもあるので、そこで簡単に済ませることもあります。
日本資本のラーメン屋もあって、そこで手羽と餃子でビールを一杯って言うのが大変手軽で気に入ってました。これで41元ですので、600円程度日本人感覚から言っても決して高くは無いです。まあ食生活はこんなです。

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theta2 in Changzhou(4)常州電脳事情

今回は電脳事情ということで。
この中規模都市でも日本で手に入る電脳グッズはまず手に入ります。

日本でも見るような家電量販店もあります。こちらでは「五星電器」って言うところがいっぱい支店を出しています。日本で言えばヨドバシやヤマダ、ジョーシン、みたいなところで白物家電からコンピュータまで幅広く取り揃えています。

電脳フリークのために「電脳城(ディエンナオチエン)」というところまであります。
ここがまた、やたらと怪しい問屋街みたいなところで、1畳ぐらいの店から大きくても8畳ぐらいの店がぎっしり詰まった2階建て2棟と、平屋の長屋が数件あります。IBMのPC部門を買収したlenovoややはり世界のSONY、韓国のSAMSUNG、アメリカのHP、Dellなどの看板が目立ちます。まあいわばアキバのラジオ会館の何でもあり版です。
秋葉原や日本橋ではありえないことですが、激しい呼び込み合戦が展開されます。
こっちは何言ってるのかさっぱり解らないから無視しておけばいいのですが。

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携帯に関しては圧倒的にSAMSUNGがシェアを持っているようです。私も今回こっち用の携帯を買ってもらいましたがSAMSUNG製でした。SAMSUNG製だと密輸品も多く出回っており数百元(1元=15円と考えてください)で買えます。それが日本のSHARPの携帯だと3000元以上だそうです。こうなると約4万から5万円ですので日本の価格とそう変わりません。しかし大卒の初任給で2000元そこそこだっていうから高嶺の花なんですよ。

うちの会社でSHARPの携帯を持っていたのは某中堅社員とママにお金出してもらえるお嬢さんだけでした。

しかし電脳グッズでも雑貨に近い部類になると、えっ!というぐらい安くなります。

たとえばSONYやIBMのロゴの入ったマウスが数10元ですから数百円単位で買えます。
もちろんパチモンですよ(笑)もし使えなかったら交換してくれますから大丈夫です。
多分深センあたりの町工場で原価数元で作っているんだろうな…などと思いながら眺めていました。

その中で少し興味そそられるもの…以前から欲しかった、ノートPC用のクーラー。
目に留まったのはごく簡単な造りでファンが2つ付いていて折りたためる携帯タイプ。
もちろんUSB電源駆動です!

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ちょっとファットなおばちゃん店員さんにそれを指差すとすぐ電卓で25と入れて見せてくれました。まあいいかと思い、ほかの色を見せてくれというつもりで「Other colors?」といっても通じません。考えあぐねた結果「別色」と書いたらすぐにいろいろ出てきました。
結局、息子への土産で2つ買おうと思い緑と青を指差して指を2本立てて見せたら、おう何とかとかいって電卓で45と打ってきました。ここでは値切らないとだめな場所だと聞いていましたので、すかさず4と指で合図、首を横に振る。おばちゃん電卓で43と打つ。何回かその攻防の挙句43で手を打っちゃいました。おばちゃん最後に名刺までくれてニコニコしてましたよ。1個21,5元=322.5円…安い。日本じゃファン1個でそれ以上しますもんね。

なかなかいい体験をさせていただきました。また来るからね電脳城!

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