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最近見た映画(AIKI)

AIKI(2002年 天願大介監督)

結構感動ものでした。

私は物事に対する違ったアプローチを好む性格です。

武術とは相手を倒すための技…技術であることは間違いないと思いますが、何も相手の力と真っ向勝負して打ち滅ぼすだけがそのアプローチではないでしょうというのが「合気道の精神だ」と言うことを学ばせていただきました。

相手を拒絶するのではなくまず受け入れることが「合気」と言うことののだそうです。
その結果として相手は倒れてしまう。
何人の相手が来ようとも相手を傷つけず無能力化してしまうのが「合気」の真髄かとお見受けしました。

主人公は将来を嘱望される新人ボクサーですが事故によって脊髄損傷を患い、下半身不随になってしまいます。

紆余曲折し再び立ち上がろうとしたとき、合気道を知りそこに入門を果たします。

力によらずタイミングや関節の曲げ方や、体の動きに沿った動きで相手を制する合気道は彼の下半身不随による無力感から彼を解放していきます。

これは、私の志向する物事への違ったアプローチと見事に一致する考え方だと思い一気に見てしまい今こうして文章を書いているわけですが。

わたしがこの年になるまで生きてきてやっと悟りえたのは唯一つ「ある考え方の反対側には必ず同じ質と量を持つ違った考え方が存在する」というこの1点だけかもしれません。

つまりこれは何を意味するかといえば、一つの考え方に固執するなかれ、必ず別の解法は見つかります…と言うことです。

以前書いたトポロジー幾何学を生み出したポアンカレの「ポアンカレ予想」の解法はまさにその典型で、いわゆる当時最先端のトポロジー幾何学が解けなかった解法を別の解法によって解き明かされることもあるということなのです。

まあ、私が言いたかったのは、「人生捨てたものではありませんよ」と言うことだけです。

近視眼的に物事を見るなかれ、私は今は常にそのことを座右の銘として生きているつもりですがともすれば自分が自分がと奔走してしまう毎日です。

そういう意味では見てみる価値のある映画だと思います。

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