大阪や京都は街歩きがしやすい。
それは基本的に碁盤の目のような道の構造になっているからです。
京都の場合はその成立がはっきりしており、平安京はちゃんとした都市計画に基づいて作られているからです。
中国の影響で「天子は南を向いて政をする」と言うのが鉄則で、だから内裏は都市計画の中心として都市の一番北の端に作られ、それに仕える物たちは北面して政務を司るのです。
そのため、内裏が南を向いてそれに従い整然と町並みは北を向いて並んで碁盤の目が形成されています。大阪の町も何度か都となった名残なのか、その傾向が強く碁盤の目のように町並みが並んでいます。
大阪では南北の道を「筋」といい東西の道を「通」と言います。
一番有名なのが「御堂筋」ですが西から主要なものを言うと「新なにわ筋」「あみだ池筋」「なにわ筋」「四つ橋筋」「御堂筋」「堺筋」「松屋町筋」「谷町筋」「上町筋」「玉造筋」と言うことになります。
通りは「城北公園通り」「都島通り」「京阪国道」「土佐堀通り」「本町通り」「中央大通り」「長堀通り」「千日前通り」などとなります。
堀も多くその道に沿って作られ、近代では地下鉄もその道に沿って作られています。
ですから地下鉄も本町と言えば御堂筋と本町通の交差するところを中心に四ツ橋通りを含めたところにあります。堺筋本町と言えば堺筋と本町通/中央大通りの交差するところにあります。
(日本橋=堺筋と道頓堀の交差するところから、道頓堀界隈を見たところ。最近出来た観覧車が見えます)
周辺に行くと京から西国を目指した街道西国街道(現国道171号線)や高野山を目指した高野街道(現国道170号線=外環状線)などがあります。
やはり、昔から商業が盛んなところで、筋と通りの区画で各お商売の人が寄り集まって街を形成すると言うのもまだ風習としてあるようです。
例えば、土佐堀通りと中央大通りの間の御堂筋から堺筋周辺の中心は道修町といい昔から薬種問屋が集まった地区で、その周辺には今でも薬品会社が集まっています。また中国の神話に登場する神農(三皇・五帝のうちの一つ)が人にはじめて薬草の効能を説いたことから神農さん(しんのうさん)としていまだに祭られています。
京や大阪は、徒歩で街歩きしても迷うことが少なくていろんな物が発見できて楽しいですよ。
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